愛宕山登山・その2

昼食は済んだがまだ頂上を極めていない。愛宕山の頂上は神社の本殿がありそこまではさらに石段を登らなくてはならない。元気も出たのでもう一足。
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愛宕神社は火よけの神様。京都の家庭の台所にはよく「火廼要慎(ひのようじん)」と書かれたお札が貼られているが、これが愛宕神社の火伏札である。ここの本殿で売っている。我が家用に一枚購入。

 

参拝を済ませ下山の道へ。帰りは東側の尾根伝いの道を通る。本殿石段手前を右に入っていく道である。程なく道標のある分かれ道に出る。
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右手の下がっていく細いほうの道へ進む。

 

分かれ道のすぐ先で
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京都を一望できる場所がある。愛宕山へ登ってよかったと思う瞬間。

 

しかし其の後はごつごつした岩場で見通しが悪くなる。
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採石場だったところがそのまま放置されているそうだが、これはこれでひとつの景観である。ここを過ぎると木々に囲まれた九十九折の道が続く。

 

頂上から30分足らず歩くと視界が広がり猫の額のような場所に何軒か建物がある。ちょっと休憩
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寄り集まっている建物はすべて月輪寺という小さなお寺である。阿弥陀如来像を祀ったお堂。親鸞聖人のお手植えと言われる「涙しぐれの桜」もある。本能寺の変の前明智光秀も立ち寄ったといわれる由緒あるお寺である。しかし
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最近は参拝する人も少なく維持が大変らしい。建造物も老朽化して修繕が求められているが資金的にままならない様子で一人200円の寄進を呼びかけている。私も一口と思って財布を開けてみたが、小銭がなくてほんの小額だけ入れさせてもらった。あしからず。

 

この先また下り道が続く。

 

つづく

 

2010.5.30撮