所持品その3

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青花草花蝙蝠文面取瓶 高さ26cm、胴径17cm
平成12年頃京都での骨董市で発見。李朝ものといわれたのを信じて購入。3万を2万7千に負けてもらう。京都の高麗美術館の所蔵品によく似た作品(青花格子文面取瓶)がある。そちらのは胴の腹が格子文になっておりその上部に蝙蝠が描かれている。そちらは明確な面取であるが、こちらのは角があるのは首と底の部分だけで胴は丸い。
形はよくできているが絵は少し稚拙な感じがする。高麗美術館の作品を見るまで蝙蝠の図とはわからなかった。また青花が部分的にかすれたようになっているのがやや違和感を覚える。でもそれを補って余りある落ち着きを感じ、とくに夏場に飾っておきたくなる一物である。