伊豆箱根鉄道大雄山線の旧型車

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小田急を小田原で降りた後大雄山線に乗っている。名前からわかるように天狗のお寺で知られる道了尊最乗寺への参拝の足として出来た路線でつい先日開業80周年を迎えたそうだ。終点にそのような名所こそあるが他には沿線にこれといった観光地はなくむしろ大企業の工場が立て込んでおり通勤路線としての性格が強い。駿豆線がJRの特急が乗り入れたりクロスシート車が走っているのにこちらはロングシート車ばかりである。それで車窓風景の印象があまり残っていない。

現在は新型の5000型に統一されてしまっているが当時はそれなりに味のある電車が走っていた。ここも堤王国の牙城として西武旧色に揃えた国電改造車ばかり。すでに国鉄からはほとんど消えていた17m級国電を見ることができた。コンプレッサーの大きな音が耳に残った。大雄山で2本並んだところをパチリ。今は駅前に大手スーパーが建っているようだがこの頃はなかった。ネガの変質で少しお見苦しい点がありますことをお許し下さい。

このあと小田原から三島まで在来線に乗りそこから新幹線で帰った。このときは一人だったからこんな道草を食えた。家族と一緒ではそんな旅程はなかなかできない。1984年9月16日撮影