少年ジャンプ1990年第45号

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私にとってはそんなに古い本でもないし、これが出たときには少年どころかもうおじさんと呼ばれてもおかしくない歳にはなっていたので内容について強い興味があるわけでもない。ある一点を除けば普通の少年雑誌である。当時働いていた職場で閲覧用に毎号購買していたものをこの号だけ貰い受けた。

もはや15年が経過している点を差し置いてもこの号で現存しているのは絶無に近いはずである。その事情をご存知の方は相当の漫画通である。

たとえば今1950~60年代に書かれた手塚治虫の作品などを読んでもしばしば出くわすことがある。当時はごく普通に読まれていた。だが1990年の時点から現在にまでにおいてはちょっと見られなくなったことなのだ。往年の大家の名作でも埃を払って読み返したとき「ちょっとなあ…」と思うことがある。漫画も社会の変化によって受け入れられ方が変わってくることを知らされる。

別にこれを私一人で密かに楽しむなどという趣味はない。滅多に目を通さない。かといって今になって捨てるのも無神経な気がする。これからもしまっておくことにする。ましてやオークションに出品して売ろう等という気は毛頭ない。いえお譲りするわけに行きません。